訪問ありがとうございます。
長野の占い師、町田香織です。
あと少しで、今年も終わりですね。本格的に寒くなってくるころです。寒いとどうしても活動する気になれなかったりしますよね。
皆さまは「春・夏・秋・冬」のうちどの季節が一番エネルギーが弱いと思いますか?
冬は草木もあまり成長しないし、冬がエネルギーが弱いと感じるかもしれませんが、算命学では秋が一番エネルギーが弱いと考えます。
冬は、春になって草花が芽吹きの準備をするためにエネルギーを蓄えているのです。算命学のもととなっている陰陽五行説の考え方は、古代中国人が自然を観察して、導き出したものです。
古代中国では、自然界のあらゆるものを陰(いん)と陽(よう)にわけました。例えば、太陽は陽で月は陰、男性が陽で女性が陰、表が陽で裏が陰という具合になります。
どちらが良いとか悪いとかは、ありません。
こうした思想を陰陽思想といい、この陰陽思想はやがて五行と結びついていくことになります。
五行の思想は自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているというものでした。
五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があります。
5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていたわけです。
暦も時計もないし、まして地球が自転しているということも知る由もなかったわけですから、そうとうな年月がかかったのだと思います。
陰陽五行説の「木・火・土・金・水(もくかどごんすい)」それらは、「東方・南方・中央・西方・北方」に分類され、季節に置き換えると「春・夏・秋・冬・土用」というふうに分けられるのです。
東方から風が吹いてくるようになると、春という季節がやってきて、木々や草花が青々と成長し始めます。そこで、木性は東方になりました。
南方から風が吹いてくるようになると、夏という季節がやってきて、太陽は大地を厳しく照り付け、暑い日々が続きます。そこで、火性が南方になったのです。
西の方から風が吹いてくるようになると秋という季節になり、これは春とは正反対、そこで金剋木(きんこくもく)の考え方から、金性が西方となりました。
同様に水剋火(すいこくか)で水性は北方となったのです。
中央は大地であり、四方向の中心となり、これが土性の位置となるわけです。これが土用で季節と季節のつなぎ目になるわけです。
太陽が東から昇るということは、地球は西にまわっていることになり、時間は西に流れていることになります。
よって、逆回転ということは絶対にありえないのです。冬から秋になることはないですよね?
冬の次は必ず春がきます。人生もそうですよね?
今、人生の冬だとしても、次には必ず春が来るのです。大丈夫、必ず春は来ます。