こんにちは♪
手相・風水・算命学鑑定士の町田香織です。
今日は満月ですね。昨日は中秋の名月でしたがご覧になりましたか?
私は、何度か空を見上げましたが、ちらっと見えただけで、ほとんど雲に覆われていました。残念・・・・
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さて、陰陽(おんようもしくはいんようと読みます。)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
このブログでも何回か書いていますが、これは東洋の占いや伝統医学の世界でも広く知られています。
よく、現在は幸運期、不運期という言い方をします。では、幸運期であれば、すべての物事が順調に進んでいくのでしょうか?
たとえば、仕事運が好調だとします。けれどもその人の家庭はどうでしょうか?仕事が好調で忙しいため、家にいる時間が少なく、家庭をかえりみることができなくなり、夫婦の間でもめることもあるでしょう。
あるいは、仕事が多忙であることから健康を害することもあるかもしれません。
反対に家庭運が好調で夫婦の間がうまくいってる人を見てみましょう。もしかしたら、その人は家庭にだけ目がいって、友人とのつきあいをおそろかにし疎遠になっているかもしれません。
金運にしても、運よく多額のお金が舞い込んだことから、努力や学びを忘れ、人生を甘く見る場合もあります。
つまり、すべてにおいて幸運である、ということはなく、必ず好調の陰には不調が幸運の裏には不運が潜んでいるのです。
そして、それこそが陰と陽の考え方であり、陰と陽は常に一体となって存在するものなのです。
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この東洋の陰陽思想は、どこから生まれたものなのでしょうか?
それは古代中国で生まれた「太極(たいきょく)」という概念です。
古代中国では、宇宙は混沌から始まったと考えられています。混沌とは文字どおり、さまざまなことが雑然と入り乱れている状態をいい、これが太極の概念です。
そして、この太極から陽の気と陰の気が分かれ、すべてのものが分類されていくことになりました、
これが陰陽思想です。
例えば、一日であれば「昼」と「夜」人間であれば「男」と「女」があるように「自然界のあらゆるものは。相対する陰と陽に置き換えることができる」という考え方です。
具体的には、陽には始まり、明るさ、温かさ、強さ、躍動、大きいもの、表、上などがあり、陰には、終わり、暗さ、冷たさ、弱さ、静けさ、小さいもの、裏、下などの概念があります。
基本的には、陽は動的で主体的なもの、陰は静的で受動的なものを指します。
一見、陰はネガティブなように思えますが、どちらが良いとか悪いということではなく、二つで一つである、ということなのです。
ですので、占い結果で良くないと出たとしても、それはいかようにも捉えることができるのです。