訪問ありがとうございます。
手相・算命学鑑定士の町田香織です。
8月に入りましたね。夏真っ盛りといったかんじですが、
皆さん、今は夏だと思いますか?実は夏と秋の中間の土用(どよう)なのです。季節は春夏秋冬の4つだけではないんですよ。
土用の丑の日というのは有名ですよね。皆さんがウナギを食べる日です(笑)
土用の丑の日というのは、夏だけだと思ってる方が多いと思いますが、1年を通して何回かあるのです。二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬・の直前約18日間づつになります。
五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てています。残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを「土用」と呼んだのです。
土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれました。ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは差し支えないとされたようです。
五行の性質において、木気は植物のような発育伸長する勢いある傾向、火気は勢いが頂点に達し燃え盛る性質、金気は熱や勢いが衰え凝縮、固化しつつある状態、水気は凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態を表します。
これらは四季、太陽、植物などの周期変化の観察から象徴化されました。
土気は土壌におくと種が発芽することの観察から、大きな変化を促し保護する働きと場所の象徴とされています。
四季にはそれぞれ象徴である、木火金水が割り当てられたましたが、そのままでは季節が変わる際に性質の異なる気が接し、ギャップが生じる事になります。
現実のスムーズな移行にはゆとりをもたせ、現在から次の季節の気へと変容させる期間があり、ここで土気が活発に働いているとみたのが土用(土の働き)になります。
この期間は、1年を五行の5等分し、さらに土を四季に配分するため4等分した長さとなります。
今年は立秋が8月7日ですから、それまでは土用、つまり今まさに土用なのです。季節と季節のつなぎ目と捉えてもらえると良いと思います。
今年の夏は、土用の丑の日が2回ある珍しい年です。8月6日になります。前回、ウナギを食べそびれた方は、8月6日に食べてくださいね。
そして、8月7日は立秋、秋の気が立つ。と捉えます。暑い夏もあっという間ですよね(だといいな・・・)