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長野の占い師、町田香織です。
算命学において、人間には5つの本能があると考えています。
陰陽五行説によって自然界のエネルギーを「木・火・土・金・水」の5元素に分類した古代東洋人達は、小宇宙である人間のエネルギーの根源、生きていく力のもとになるのは、何だろう?と考えました。
その結果、それが人間の本能であると気がついたのです。
そこで、古代東洋人は人間の所有する本能も5つに分類したのです。それが、習得・伝達・守備・攻撃・引力の5本能です。
第一に習得する本能。
「知る」という力は、生きるために最大限に活用しなければならない、「生活のエネルギー」なのです。
習得本能は人間の知性や理性の根源であって、物事を知りたい、学びたい、体験したいといった知的な作用を引き起こします。
それに伴い、今度は一度学んだものから新たに想像したり、応用したりする。人間は何かを習得し、知る、学ぶといった行為に始まり、それを土台にそこからまた新しいものを作り出す。
という繰り返しによって進歩、向上、発展を遂げていくのです。
次に、この「習得する本能」と対になるのが「伝達する本能」です。これは、自分の知り得ることを他人に伝達する、表現する力を表します。
人間が自分の思考、主張など、自分の内側にあるものを何らかの形のよって外に現わそうとする行為は「伝達する本能」から出てくるわけです。
この本能から生まれてくる行為として、第一に挙げられるのは、言葉を使うということですね。
話して伝える、文章に書いて伝える、どちらも自分の内側にある思いを他人に伝えようとする本能からきているわけです。
さて、人間にとっての「食べていく」ための現実的な行動を大きく2つにわけると、攻撃と守備になります。
攻撃とは、他の動物たちよりも先に食料を確保することが、大自然の中で生きていくためには、最も優先されることであり、そのための攻撃の本能なのです。
そして、その反対が自分を守る、自分の家族や一族、集団の生活を守る、守備の本能ということになります。
確保した食料はもちろんのこと、個人や集団を危険から守り、秩序や平和の維持、安定を求める本能です。
攻撃と守備は相反するもののように見えますが、表裏の関係にあるもので、現実の世界で生きぬいていくためには、攻撃本能と守備本能の両方がバランスよく備わっていることが望ましいのです。
今までの4つの本能、習得・伝達・攻撃・守備に加えて、これらを場面において使いわける、または同時に発揮していく上で必要なのが引力本能です。
これは、自分の方に気を引きたい、存在を知らしめたい、目立ちたいという本能で、これが根底にあって、他人への暖かさ、やさしさ、愛情表現、奉仕的な気質が発揮されます。
また、お金や物といった様々なものを自分の元へと引き寄せようとするわけです。習得・伝達・攻撃・守備のバランスが生かされると、人間の最大の魅力が生まれ、引力本能となるわけです。
万象算命創楽院、教材参照
算命学で、自分にある本能の星が何なのか?それがわかると、自分をよりよく発揮することができ、開運へと繋がります。